開会挨拶
8:50 ~ 9:00
Oral Session AF1
9:00 ~ 10:00
座 長: | 保坂 幸男 | 新潟市民病院循環器内科 |
中原 志朗 | 獨協医科大学埼玉医療センター循環器内科 |
ミニレクチャー: | 山根 禎一 | 東京慈恵会医科大学循環器内科 |
ディスカッサー: | 新田 順一 | 榊原記念病院循環器内科 |
O1
永久型下大静脈フィルター留置後の発作性心房細動に対して
クライオバルーンアブレーションを施行した1 例
齊藤 一平 | 横浜市立みなと赤十字病院循環器内科 |
O2
クライオバルーンアブレーション後の再発性心房細動に対し、心房細動中の
fractionation map がnon-PV トリガーの同定に有用であった持続性心房細動の1 例
村田 和也 | 横浜市立みなと赤十字病院循環器内科 |
O3
三尖弁上からのクライオアブレーションで一過性に房室伝導障害を認め、
弁下からの冷却で離断に成功したHis 束近傍中隔副伝導路の1 例
秋山裕一郎 | 山梨厚生病院循環器内科 |
O4
クライオアブレーションによる肺静脈隔離術後に左室流出路狭窄が顕在化した
発作性心房細動の1例
鈴木 尚真 | 新潟大学大学院医歯学総合研究科循環器内科学 |
教育セミナー1
10:05 ~ 10:50
座 長: | 宮﨑 晋介 | 東京医科歯科大学病院循環器内科 |
ES1
Pulsed Field Ablation の現状と展望
黒木 健志 | 山梨大学大学院総合研究部医学域内科学講座循環器内科学教室 |
不整脈に対する高周波カテーテルアブレーション治療は、1990 年に本邦に導入されて以降、目覚ましい発展を遂げ、
現在ほとんどすべての不整脈疾患が治療対象となっている。近年バルーンシステムも開発され、そのエネルギー源
もクライオ、高周波、レーザーと選択の幅が広がった。さらに各システムに改良が重ねられ、再発、合併症は抑制さ
れ、術時間も短縮、カテーテルアブレーション治療は成熟期を迎えたように見える。一方で、今以上の進歩を期待す
るのであれば、エネルギー源そのものを見直す時期にきているのかもしれない。そこに登場するのがPulsed Field
Ablation である。熱エネルギーを介さない、その独特な細胞傷害機転はContact force を必要とせず、心筋を選択的
に傷害する。臨床治験においても安全性・有効性ともに良好な成績が報告され、2021 年からは欧州で臨床使用が承認
され、2022 年に入ってからは臨床データの報告が相次いでいる。今回は、近い将来、本邦へも導入が期待される
Pulsed Field Ablation を取り上げ、その特性を実験・臨床データから論じて、その魅力を解説する。
教育セミナー2
10:55 ~ 11:40
座 長: | 佐藤 俊明 | 杏林大学医学部不整脈先進治療学研究講座 |
ES2
刺激伝導系ペーシング入門 ―できるだけnarrow なQRS を目指して―
内山 貴史 | 船橋市立医療センター循環器内科 |
近年カテーテルデリバリーによるペースメーカリード留置が可能になり、刺激伝導系ペーシングが脚光を浴びてき
た。His 束ペーシングについては日本不整脈心電学会のガイドラインにも記載され、有効性が認められている。しか
し、His 束ペーシングにはもともと植込み時の閾値が高いことに加え、遠隔期の閾値上昇、手技自体の困難さなどの
問題があり、なかなかスタンダードな手技とはなっていない。その後中隔にリードを深く挿入し、左室中隔側の左脚
を捕捉しnarrow なQRS 波形を得る左脚領域ペーシングが提唱され、良好で安定した閾値や、His 束ペーシングと比
較すると技術的にも施行しやすい方法ということもあり、現在の刺激伝導系ペーシングの中心となってきている。
ただし、やはりHis 束電位の同定や、最適な留置部位の選択については困難さが残る。本講演では、刺激伝導系ペー
シングについて概説し、特に左脚領域ペーシングについて、設備等に関わらずできるだけ簡便に施行するための方法
や、どこまでを目指していくかという考え方、実際の臨床への落とし込み方についての考えを述べる。
ランチョンセミナー1
11:55 ~ 12:55
座 長: | 梅谷 健 | 山梨県立中央病院循環器内科 |
山下 武志 | 公益財団法人心臓血管研究所 |
共催:第一三共株式会社
Oral Session AVNRT
13:05 ~ 14:05
座 長: | 柳下 敦彦 | 東海大学医学部付属病院循環器内科 |
中野 正博 | 千葉大学大学院医学研究院不整脈先端治療学 |
ミニレクチャー: | 丸山 光紀 | 日本医科大学武蔵小杉病院循環器内科 |
ディスカッサー: | 金古 善明 | 群馬大学大学院医学系研究科循環器内科学分野 |
O5
右側側壁副伝導路による通常旋回型房室回帰性頻拍の再発に対して
冠動脈内マッピングが有用であった1例
伊藤 徳彦 | 総合新川橋病院循環器内科 |
O6
12 誘導心電図で通常型心房粗動波形を呈したリエントリー性心房頻拍を
Ultra-high resolusion mapping で解析・根治しえた1例
菊地 美和 | 昭和大学江東豊洲病院循環器センター循環器内科 |
O7
第Ⅰ度房室ブロックを伴いposterior fast pathway が関与した
slow/fast AVNRT の1例
新井 紘史 | 横浜市立みなと赤十字病院循環器内科 |
O8
非リエントリー性上室頻拍と非通常型房室結節リエントリー性頻拍の合併した1例
後藤健太朗 | 東京医科歯科大学病院循環器内科 |
会長企画
ヒス束近傍起源頻拍の診断とカテーテルアブレーション
14:10 ~ 15:45
CP1
診断(ヒス束近傍起源頻拍のカテーテルアブレーション)
座 長: | 丸山 光紀 | 日本医科大学武蔵小杉病院循環器内科 |
永嶋 孝一 | 日本大学医学部附属板橋病院循環器内科 |
CP2
治療(ヒス束近傍起源頻拍のカテーテルアブレーション)
座 長: | 浅川 哲也 | 山梨厚生病院循環器内科 |
山内 康照 | 横浜市立みなと赤十字病院循環器内科 |
Oral Session AF2
15:50 ~ 17:10
座 長: | 森田 典成 | 東海大学医学部付属八王子病院循環器内科 |
江島浩一郎 | みなみ野循環器病院 |
ミニレクチャー: | 高橋 淳 | 横須賀共済病院循環器内科 |
ディスカッサー: | 加藤 律史 | 埼玉医科大学国際医療センター心臓内科 |
O9
後壁焼灼により診断に難渋したRoof dependent atrial flutter の1 例
石村 昌之 | 君津中央病院循環器内科 |
O10
心房細動中の興奮伝播様式と興奮周期の解析により心房細動ドライバーを
同定しえた1例
秋元 耕 | 新百合ヶ丘総合病院循環器内科 |
O11
上大静脈に心拍依存性伝導を認めた心房細動の1 例
野田 和里 | 横浜労災病院循環器内科 |
O12
下大静脈隔離により根治した持続性心房細動の1例
山内 康照 | 横浜市立みなと赤十字病院循環器内科 |
O13
Biatrial AT に対してEnSite™ X を用いたカテーテルアブレーションを行った1例
梶山 貴嗣 | 千葉大学大学院医学研究院不整脈先端治療学 |
O14
2 種類のnon-PV foci 起源に見えたが、左房前壁の単一起源であった発作性心房細動
の1 例:Advisor HD grid カテーテルを用いたself-reference mapping の有用性について
小田 惇仁 | 横浜市立みなと赤十字病院循環器内科 |
表彰・閉会式
17:10 ~ 17:30