会長挨拶

 このたび、第2回日本不整脈心電学会関東甲信越支部地方会の会長を仰せつかりました群馬大学の金古善明と申します。「地方会は地方開催で」との趣向からご指名いただきましたことと理解しておりますが、身に余る光栄のことと存じております。現在のところ、令和4年1月15日(土)に高崎駅近くのGメッセ群馬を会場に現地開催の予定としております。今からご自身のカレンダーに予定をマークしておいていただければ幸甚です。

さて、学会の意向として、症例ベースの発表は総会ではなく各地方会に委ねられるようになりました。この意図は、「地方から全国へ、そして世界へ」といったような、まずは地域単位でより裾野を広く症例報告を促し、また親しみやすい情報の交換を通じて臨床・研究・人的交流を活性化して不整脈臨床・研究の底上げを図ろうとすることに思えます。地方会には、全国規模で開催される秋のアブレーション関連研究会や冬の植込みデバイス関連大会とは趣を異にする親近感、距離感があります。実際、第1回地方会は野上昭彦会長のもと、コロナ禍の中ながらも多数の症例報告や教育講演が催され、メディカルプロフェッショナルの方も含む多くの参加者に恵まれ成功裏のうちに終わりました。私たちは第1回地方会を通じて、支部の特に中堅若手のモチベーションや施設のポテンシャルの高さはもちろんですが、昨今の不整脈領域の臨床の進歩や魅力、議論すべき問題点の豊富さや多様性をあらためて実感することができました。

また一方では、症例研究は、実臨床に即した、内在する新しいコンセプトを抽出しうる、シンプルではありますが重要な研究手法のひとつです。事実、不整脈領域においては、多くの疾患概念や新たな治療方法が症例報告やコホート研究から生まれてきました。エビデンスの創出は一朝一夕にできるものではありませんが、これには積み重ねが重要であり本会がその一助になれば幸です。

 個人的には、なにか皆様の記憶に残るような企画をしたいと考えています。私の得意とする上室頻拍の領域において今まであまり議論されてこなかった話題に挑戦してみようかと考えています。また、この機会にご講演を是非という先生にご依頼申し上げたいと考えております。期待していただきたいと存じます。

 最後に、コロナ禍が落ち着きなんとか現地開催できることを願いまして、ご挨拶とさせていただきます。支部の先生方、メディカルプロフェッショナルの方々におかれましては、奮ってご参加くださいますよう、ご支援、ご協力の程何卒お願い申し上げます。

第2回日本不整脈心電学会関東甲信越地方会
会長 金古 善明
(群馬大学大学院医学系研究科循環器内科学分野)