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支部長挨拶

支部長

この度、第4期の関東甲信越支部長を拝命いたしました埼玉医科大学国際医療センターの加藤律史です。1期目の野上昭彦先生、2期・3期目の清水渉先生はいずれも日本不整脈心電学会の理事長を兼任されていましたので、改めて両先生のリーダーシップに敬意を表するとともに、このような重責を担わせていただくことになり、まさに身が引き締まる思いです。

現在、他の多くの医学分野がそうであるように、不整脈の分野においても日進月歩の勢いで新しい技術が誕生しています。特にカテーテルアブレーションにおけるパルスフィールド技術、デバイスにおける様々なリードレスデバイスや刺激伝導系ペーシング等の登場、そしてAIの登場とその多方面への応用には目を見張るものがあり、臨床現場も大きく変わろうとしています。その一方で、高齢化に伴う心房細動や心不全の増加もあり、私たちが直面すべき課題は決して少なくありません。

関東甲信越支部は、現在約4,900名という学会内で最多の会員数が所属する支部です。これまでに地方会は5回開催され、医師のみならず多くのメディカルプロフェッショナルも参加している勢いのある支部です。これは、本学会は臨床にも直結し、参加者が新しい技術・情報へのアクセスを期待していることがわかります。

地方会の意義は、本会に比べてフットワークが軽い点にあります。会員の皆様、特に若手医師やメディカルプロフェッショナルが新たな知見や技術を学ぶことができる場としては最適で、最終的には患者さんにより良い医療を届けるため、専門職同士が気軽にディスカッションし、協力し合える場となることを目指します。そのためには、会員一人ひとりの参加とご協力が必須です。どうか忌憚のないご意見をお寄せいただき、ともに地方会を築き上げていくことができれば幸いに存じます。

微力ではございますが、誠心誠意努めてまいりますので、今後ともご指導とご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

令和7年8月吉日

日本不整脈心電学会 関東甲信越支部
支部長 加藤律史
(埼玉医科大学国際医療センター心臓内科/不整脈科)